築50年の旧鉄道倉庫を改修したコワーキングカフェ。地域シンボルとしての機能を目指す
株式会社ポートフォリオ


プロジェクト概要
大阪府貝塚市、南海電鉄「貝塚駅」前にひっそり佇んでいた築50年の旧鉄道倉庫。南海電鉄の倉庫としての役目を終え、スクラップするか、その後の活用を見いだせるかという状況にあった。「貝塚には、集まれる場所がない」と熱い思いを有する地元出身の事業家や建築家が集まり、アクションが起こされようとしていた。
課題
- 築50年の旧鉄道倉庫の利活用について
- 貝塚の活気を戻したいという思いをどのように施策化できるか
- デザイン・クリエイティブに対する地域理解の促進
- コワーキングスペースというビジネスモデル自体の有効性
- イベントやチャレンジショップ等の具体的なコンテンツアイデア
戦略と提案
- 経営陣と度重なるディスカッション
- 成功しているコワーキングおよびクリエイティブスペースの視察
- ワークショップ形式によるコンセプトワーク
- イメージボードを作成しクリエイティブの方向性を模索
- シンボルマークの考案と活用イメージの共有
- ブランドサイト、ペーパーツールの制作
- ブランディング発表会・プロセスの説明会を開催
結果
すべてが手探りの中ではじまったブランディングプロジェクトであったが、地元事業家、地元建築家の熱い思いが原動力となり、旧鉄道倉庫が素晴らしいコワーキングカフェへとリノベーションされた。それからデザインは、建物自体の計画はすでに進行している段階からの参画であったが、頓挫しかかったコンセプトワークを立て直し、プロジェクトメンバー全員の視点を揃えるため、ワークショップ形式を取りながらシンボルマークおよびブランドデザインをまとめていった。オープニングイベントでは、デザインおよびブランディングに対し、貝塚市長はじめ、地域のキーパーソンから高い評価をいただくことができ、貝塚市の新たな拠点として現在多くのイベントが企画開催され、徐々に熱を高めている。














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