不良品ゼロの部品メーカー。MADE IN JAPANの誇りを持って日本発世界に通用する部品会社を目指す
株式会社ミズキ
プロジェクト概要
神奈川県綾瀬市の金属部品メーカー「MIZUKI」のコーポレートブランディング。同社のつくる精密ネジ、シャフトなどの精密締結部品は、不良品ゼロという高精度の品質を誇っている。徹底した検査システムと、1939年の創業以来受け継いできた技術力で、取引先からの信頼も厚いが、海外工場も含めた競争により、価格競争に巻き込まれがちな分野でもある。海外メーカーとの取引を積極的に開拓するため、ブランディングに着手。「不良品ゼロ」高い技術力を武器に、MADE IN JAPANの誇りと信頼をメッセージ化し、国際競争に勝てるPR展開を積み重ねている。
課題
- 海外の部品工場との価格競争に巻き込まれがち
- 主力な取引先に対する売上依存度の高い状況
- 同社の部品が使用される主力商品の売上が減少
- 新規取引先の開拓が急務(国内だけでなく海外市場も視野に)
- 技術者の採用応募が少なく、人員確保も困難だった
戦略と提案
- 不良品ゼロの技術力をきっちりと打ち出す
- なぜ不良品がないのかの製造プロセスを明示
- QCDすべてに優れていることをストーリー化して公開
- 経営者のパーソナルブランディングを強化
- 「町工場が世界に羽ばたく」という切り口でPRを徹底
- TV・新聞・雑誌などのメディアへのアプローチ
- 行政・公共機関の主催するアワードに積極的に応募
- CI/ロゴ、サイン計画、ユニフォーム、梱包資材等をトータルデザイン
- 新工場建設に伴い、メディア露出を徹底強化
結果
ブランディングの取り組み開始後まもなく、有名スマートフォンメーカーからの受注を獲得、それを機に、多くの新規受注につながった。新工場建設というまたとないタイミングを最大限に活かし、マスメディアへのPRを強化。テレビや新聞などから、「元気な町工場」という視点で相次いで取材が入り、露出が一気に増えた。はばたく中小企業・小規模事業者300社、経済産業省・地域未来牽引企業選出などに選出され、業界内では一定の認知度を得るようになった。採用エントリーもブランディング前から3倍ほどに増え、業績のV字回復から、順調な成長を続けている。
- CLIENT
- MIZUKI(株式会社ミズキ)
- URL
- TOPICS
- はばたく中小企業・小規模事業者300社(2017年)
- 経済産業省・地域未来牽引企業選出(2018年)
- 「日経新聞」「日経デザイン」等、新聞・専門誌への掲載多数
- 「ワールドビジネスサテライト」等、TV出演多数