累計来場者3万人超のイベントをリブランディング。デザインとWebを駆使して、競合との差別化を実現
TOKYO WINE PARTY
プロジェクト概要
累計来場者数3万人を超えるワインイベントのリブランディング。既存のWebサイトはすでにある程度のアクセス数があり、「ワイン会」等の主要キーワードでのSEO対策も一定の成果を得られている状況だった。一方で、類似イベントサイトの台頭や、質の高い参加者を集めるためには、もう一段階、ブランド力を高めていく必要性があった。ワインイベントとしての確固たるコンセプト、ネーミング、デザインから、総合的なリブランディングを行うこととなった。
課題
- 競合・模倣ブランドの台頭、競争の激化がはじまっていた
- 一定の集客効果はあるものの、既存Webデザインの劣化がみられる
- 上質なイベントでありながら、デザイン面での表現力に乏しい
- コンセプトが不明確であり、ブランドとしての土台が作られていない
- 特徴、他社との差別化が暗黙知となっており、スタッフに浸透できていない
戦略と提案
- ポジショニングをきっちりと設定し直すことでの差別化戦略
- ブランドコンセプト策定とアートディレクションの必要性を提案
- イベントのネーミングから再考案
- Webだけでなく、グラフィック、会場装飾等、イベントのタッチポイントをトータルにデザイン
- さらなるSEO対策、Webマーケティングの強化
結果
サイトリリースからほどなくイベント参加予約が倍増した。「TOKYO WINE PARTY」最大の特徴は、ワインイベントでありながらワインについて知識を語り合う場ではなく、参加者同士の交流を行う場に特化していること。ワインの知識がない人でも、一人で参加しても十分楽しめるフラットな雰囲気の場とするため、デザインも中立的でモノトーンな表現にこだわった。結果として、集客力が上がっただけでなく、社会で活躍する若年層の参加率も上がり、イベントの目指す「忙しい社会人が仕事のあとや週末に集まり、ワインや食事を楽しみながら交流ができる場」の実現に貢献することができた。